『臨界』/原子力工学系 (原曲/FIELD OF VIEW『突然』


♪ 臨界 - Parody Songs
突然君からの電話 一言で途切れた君の声
今すぐ止めに行くよ 放射能に満ちてても

FMのボリューム上げた 臨時ニュースは焦り声
バックミラーの自分を見て “今度こそは外に出さない…”

海岸通り過ぎると 君の「会社」が見える
過去も未来も忘れて 今は核のことだけ

突然の臨界を見て 夢中で内部に飛び込んだ
倒れそうになったら すぐにドアの外に逃げて
また家に帰って 君を抱きしめたい

出力求めれば安全が 音を立てて崩れてく
たとえ今日が終わっても 明日からは別の危険

僕は君の大事な「会社」を信じれるのか
主任はどんな状況(とき)も 笑っているよ

突然の黒い夕立ちに 夢中で車に避難した
埃まみれになって 「機械」の針は振り切った
恋人よ 君を「会社」からすぐに辞めさせたい

突然のメルトダウンで この「国」は行く先を知らない
でもここらの土地は 二度と中に入れない
あの青い空の下は いつまでも不毛の地
♪ 解説 - Parody Songs
「会社」を辞めた男に、恋人である元同僚から電話があった…。

ある国の原子力発電所で臨界事故が発生した。
男は先頭を切って放射能の放出を止めたが、その後会社を退職。
その後も会社に残った彼女から、ある日電話がかかってきた。
それは、2度目の事故を知らせるものだった。
最早「社員」でない男だが、住民の安全のため、会社に向かう…。
…というストーリーです。

2度目の事故も乗り越えた会社だったが、
3度目には遂にメルトダウンを起こし、辺りは不毛の地に…。
…というラストシーンが切なさを高めます。

「機械」というのは…、
おそらく放射線量測定装置か何かでしょうが、
針の振れで強さを知るような装置があるのでしょうか?
(聞くなよ)

「メルトダウン」という現象についてですが…、
日本語では「炉心溶融」と呼ばれ、
臨界を超えた原子炉の出力がさらに上昇し続け、
遂にはその高熱で炉心が融けてしまう最悪の事態です。
放射性物質が直接環境中に拡散し、多大な被害を与えます。

原子力はエネルギー資源に乏しい国には欠かせません。
しかし、こうした多くの危険が存在することに、
言い知れない薄気味悪さを感じるではありませんか。
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