『グルがいたから』/哲学・宗教系
(原曲/FIELD OF VIEW『君がいたから』


♪ グルがいたから - Parody Songs
抑えきれない痛みや
人が泣いたり 悩んだり救うのは
麻原彰晃だね
潰したい奴らには ガスを撒いとけばいいさ
僕らは祈り捧げよう

感じあえば すべてがわかる
イニシエーション
何度も長いマントラ唱え
ここまで来たんだ
オウム 今 僕らの心はひとつになる
振り向けば いつも 尊師(グル)がいたから

ポアを避けて富士に帰ろうとしても
許されず仕方が無く 誰もを傷つけた…
そんな時 他人(ひと)が自分より偉く見えたよ
僕はちっぽけな奴だった

まるで鳥になったみたいに
自由に働くよ
何が正しい…何が間違っているのかなんて…
オウム 仲間の中に居ては 判断できなかった
目を閉じると そこに 尊師(グル)がいたから

あのサティアンの中で みんな
悪に染まるだろう
失うものは何ひとつない
出家信者なら
オウム この世界で 踊り続けるしかなかった
心の中に 尊師(グル)がいたから
♪ 解説 - Parody Songs
ある宗教団体の男が、絶対的存在である尊師から命令を受けた…。
「地下鉄に毒ガスを撒いて来い」
男は大量殺人を犯すことができずにためらうが、
信じて尽くしてきた尊師に許されず、計画を実行した。
この事件を契機として、男は教団を脱退し、社会復帰した…。
…というストーリーです。

少しだけ説明をさせていただけるならば、
1番は教団内部で、尊師に絶対的服従を誓っていた頃、
2番は当時を振り返って後悔する内容の歌詞となっています。

この詞に対して解説を付けるべき所は、特にありません。
ニュースを見ていれば即座に理解できる詞になっています。

一見、社会復帰を果たしたように見える男性ですが、
実はまだまだ社会復帰には程遠いのが現状です。
そう、彼は未だ社会に対して何らの謝罪をすることなく、
「尊師がいたから」「仕方がなく」やったと言い張るのです。
この男性が真に社会復帰できるのは、いつの日でしょうか…。

宗教は人類の進化と共に生まれ、世界中に興りました。
しかし、盲信による愚行や、精神操作という危険性を見る度に、
強力な指導力の危険性を感じるではありませんか。
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