『運命のデジタル廻して』/生活安全系
(原曲/ZARD『運命のルーレット廻して』


♪ 運命のデジタル廻して - Parody Songs
運命のデジタル廻して
ずっと 台を見ていた

何故なの カワイイ 子供達なのに
パチンコ店を見ると 行きたくなる
デート中 視線は美人を見ている そんな感じ

運命のデジタル廻して
リーチ目以外考えるのは Mystery
ほら 太陽は頭の上にいる
ずっと 閉じこめられてた

青空を見ていて 日射しひとつで
この狭いハコの中でも 死ねそうじゃん
ドアを開け 後ろの席を 覗いたら
遺体が見えるよ

運命のデジタル廻して
何処に打てば確変に入る?
青いクルマの ちっぽけな二人は
今も 脱水し続ける

運命のデジタル廻して
揃った当たり絵柄は bravely
ほら どんな時も 子供は待ってる
ずっと 台を見ていた

ずっと忘れられてた…
♪ 解説 - Parody Songs
おそらく分かると思いますが、暑くなると必ず起こる事件です。

母親が子供を乗せた車でパチンコ店へ出かけ、
子供を車内に置き去りにしたままパチンコに興じている間に、
酷暑の下、子供が脱水症状を起こして亡くなってしまった…。
大変悲惨な事故ですが、実に毎年こうした事件が起こっています。
ここまで毎年耳にすると「夏の風物詩」という感じすらしませんか?


「運命のデジタル廻して」のデジタルとは、
パチンコ台の中央部で動いているディスプレイ部の俗称です。
多くの場合スロットリールが表示され、絵柄が揃うとフィーバーです。
フィーバーした台はしばらくの間、出玉が大量に支払われます。

スロットリールが廻り出して2つの絵柄が揃った状態がリーチです。
最後の1リールも同じ絵柄になればフィーバーとなるのですが、
電子制御ならではの、じらす様な動きで、プレイヤーを熱くさせます。
こうなるとプレイ中に冷静に子供の事を考えるのは、難しいでしょう。

「何処に打てば 確変に入る?」の確変とは、確率変動の略称で、
一定の条件下でフィーバーの確率が飛躍的にアップする状態です。
確率変動の状態に入るとフィーバーが連続し、さらに大量の玉が出ます。

確率変動は、プレイヤーの射幸心を煽る最強の道具と言えるでしょう。
歌詞中でも、確率がらみの事象に対して「何処に打てば」という台詞は、
すでに彼女が熱くなっていることの表れと言うことが出来ます。
パチンコが熱中しやすい遊戯となったことは理解いただけたでしょうか。


今回の作詞にあたっては「パチンコ用語辞典」で勉強をしています。
同辞典によれば、パチンコ店側も利益を犠牲にして対策中のようですが、
とにかく母親には「子連れでパチンコ禁止」を訴えたいものです。
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