♪ 掘る能 - Parody Songs |
裏付けはいらないわ 果たされないことなど大嫌いなの ずっと掘り続けていたいわ 何も出ない遺跡に求めているの どうして歴史の上に文明が生まれたのか 太陽 酸素 海 風 もう充分だった筈でしょ うれしいのはお互い様で 正しく掘り出す嘘は 誰も何も咎められない 紐といて歴史に擬う 気紛れを許して 今更なんて思わずに急かしてよ もっと奥まで掘って あたしの衝動を突き動かしてよ 全部どうでもいいと云っていたい様な月の灯 魔が差した ゴットハンド そういうの忘れてみましょう 周りにはどうせ独りだし 此の際虚の真実を押し通して耐えていくのが良い 鋭い其の石器が好き 裏付けはいらないわ 果たされないことなど大嫌いなの ずっと掘り続けていたいわ 何も出ない遺跡に求めているの 気紛れを許して 今更なんて思わずに急かしてよ もっと奥まで掘って あたしの衝動を突き動かしてよ |
♪ 解説 - Parody Songs |
日本の考古学は理論そっちのけで「でたもん」勝ちです。 古い時代の地層から「でちゃった」ら、それが真実です。 虚の真実だったとしても… 彼は焦っていました。 今まで何度となく重要な遺跡を掘り当て、 別名「ゴットハンド」とも呼ばれていた彼 しかし、今回は重要な出土物が見つからなかった。 しかも其処は彼の故郷の土地 どうしても重要な物を掘り出したい。 「此の際虚の真実を…」 そんな彼の「気紛れ」が起こったのも 「全部どうでもいいと云っていたい様な月の灯」の夜だったのでしょう。 しかし、この「気紛れ」は冗談だけではすまされませんでした。 歴史の教科書には「最古の遺跡」として掲載され その故郷は一大観光スポットに、 疑問を感じた学者もいたようですが 「ゴットハンド」の言うことは信じるしかありません。 彼はどんな気持ちで「耐えて」いたのでしょうか? そこがとても気になりますが 記者会見の彼を見れば察する事は容易でしょう。 今回の事のみで、彼を全否定するのは避けるべきだと思います。 彼は紛れのない「掘る能」の持ち主だからです。 最後に今回の制作に当たり、一番驚くべき事は 「半分くらいそのまんまの歌詞」ということです。 この曲は、このためにあったのではないかと錯覚してしまうくらいの 見事な歌詞でした。 (written by joe / special thanx to O-B & 2gz) |
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