『ラストミニッツ』/学園生活系/卒論提出当日
原曲…『ラストチャンス』/Something Else


♪ ラストミニッツ - Parody Songs
知らぬまに締切は近付いてた レポートのコピペを重ねていた
今日は事務に出したいけれど でも焦ってゆくばかり
僕だけが取り残されたようで 友達が幸せそうに見えた
でも今だけは自分の指を 信じていると心に決めたんだ

give me minutes
最後に賭けてみたいんだ
once more chance
後悔だけはしたくない
一体どこまでできるかも分からないけど
give me minutes
願いを形にできるように

いつのまに時はわずかになっていた ペーストはもうすでに終わったよ
焦りも見せず印刷したら トナーが空になってた
事務目指しがむしゃらに駆け下りた 気がつけば何かを忘れていた
最後に打ったあの人への礼 プリントもせずに消去しちゃったんだ

give me minutes
忘れたものを打ち直すよ
once more chance
このままじゃ終われないんだ
お礼なんて本当は感じてないけど
give me minutes
論文を事務に出せるように

もしも僕を邪魔する人がいたなら
すべて投げ飛ばし事務に向かいたい
ゼミやテストや過去や単位にずっと
僕がいつまでも縛られ続けないように

give me minutes
最後に賭けてみたいんだ
once more chance
僕は卒業したいんだ
目を閉じればみんなの声が聞こえてくる
give me minutes
願いを形にできるように
論文を事務に出せるように
素晴らしい明日になるように
give me minutes
give me minutes....

♪ 解説 - Parody Songs
これは、卒論時限3・2・1で〆切まで残り1時間になってしまった人の
続きを描いた作品です。

残り1時間では大したことはできません。そういう時はそう、
卒論の神様にも登場したC & Pです。この人はC & Pと自分の指を信じて
作成を続けた結果、とうとう完成しました。

さて印刷をしようとしますが、こういう時に限ってインク(トナー)が
ありません。それでもなんとか印刷を終えて、事務に急ぎます。
しかしここで重要なものを忘れていたのです。そう「謝辞」です。
つまり「お礼」すね。

これは論文の作法ですので入れなければいけないのですが、この人は
うっかり印刷もせずに消去してしまいました。やっぱり気持ちの
こもっていないものは忘れてしまうのでしょう。

論文を出さなければ、来年もゼミやテストがあったりしますので、
大学に縛られたままとなるので絶対に論文を出したい!
という気持ちを持っているところで、3部作の完結としてみました。

この人は「お礼なんて本当は感じてないけど」とは言って
ますが、実際は「謝辞」を忘れただけで取り戻そうとする
律義な人なのです。でも毒にはちがいないですね。(笑)

この作品は前2作ほどの危なさからは程遠い作品かもしれませんが、
〆切直前の緊迫感と、論文を出したいという強い気持ちがみなさんに
伝われば幸いです。

あとは、自分がこうならないことを願うばかりです。(苦笑)

(written by まーと)
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