『病体探索』/社会事件/炭疸菌バイオテロ
原曲…『天体観測』/BUMP OF CHICKEN


♪病体探索 - Parody Songs
午後の二時仕事場で ぼーっと今日も過ごしていた
後ろに置いたテレビ 日本に来ないらしい
二分後に君が来た 不自然な郵便持って来た
始めようか病体探索 炭疽菌を探して
白い粉に飲まれないように精一杯だった
君の震える手を握ろうとしたあの日は

見えないモノにビビっていて ゴム手袋をはめ込んだ
静寂を切り裂いていくつも声が生まれたよ
上司が僕らを呼んだって 返事もろくにしなかった
「テロ」という郵便を君と二人追いかけていた

気が付けばいつだって ひたすら危険探している
しわ寄せのテッシーとか 悲しみのアフガンとか
生まれたら死ぬまでずっと探している
さぁ始めようか病体探索 炭疽菌を探して
今まで開いたモノは全部覚えている
君の震える手で開封してた包みも

知らないモノを知ろうとしてブラウン管を覗き込んだ
暗闇を照らす様な微かな光探したよ
そうして知った包みを今まさに僕は開けている
首謀者のビンラディン今も一人身を潜めいる

日が縮むにつれて 感染の人も増えてった
宛名の無い手紙も 崩れる程重なった
僕は元気でいるよ 心配事も少ないよ
ただひとつ今も思い出すよ
海の向こうの人の検査で心配そうな
待って震える手を画面でみたあの日を

見えているモノも恐れだして ブラウン管をまた覗いて
静寂と暗闇の 封筒の中まさぐった
そうして知った白い粉 未だに僕は恐れ出す。
「テロ」という封筒が 今まさにここにおいてある
もう一度確認しようとして 顕微鏡を取り出して
前と同じ午後の二時 プレパラート付け覗くよ
始めようか病体観測 二分後に塩とわかっても
「テロ」というイタズラが 君と二人惑わされている・・・

♪ 解説 - Parody Songs
NHKニューヨーク支社のテッシーさんもびっくり!のあの事件が起こり
この事件も米国へのテロの一環なのかと、注目されています。

アメリカでは炭疽菌の入った郵便物により、
01年10月25日現在およそ30人前後の人が炭疽菌に感染しています。
その中の人間は、郵便局や、郵便集配施設の職員も含まれています。
そんな今、いくら日本であってもそれらの職員達は人ごとではない恐れを
感じているのではないでしょうか?
この曲は、そんな集配施設の一コマということで書いてみました。

この「炭疽菌」は胞子状になった物を乾燥、粉末状にすれば
簡単に持ち運ぶことができ
生物兵器としては最良の物とされています。
粒子の細かい物となれば、さらに効力は増してきますが
それを作成するにはそれなりの施設が必要となっています。
今回の白い粉は、それなりの施設が必要なレベルの物であるからこそ
問題になっているわけです。

さらに、これも計画の一部なのではと考えられるのが
悪質ないたずらです。
日本では、小麦粉や片栗粉、曲中にもある塩等によってイタズラが行われ
実際イタズラした小学生は補導されてしまっています。

こんな時ですから、そんなことは冗談にもなんない・・ってこと
わかってほしいですねー

って、こんな替え歌作ってる人間が言える言葉かよ!

(written by joe)

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