『Beefs & Governments』/社会事件/国内初の狂牛病
原曲…『Boys & Girls』/浜崎あゆみ


♪ Beefs & Governments - Parody Songs
穴空きだした 脳など誰が食べることなど出来るだろう
市場にだした ビーフを誰に止める権利があったのだろう

よく口にしている
モツ煮込みしている
牛エキス使ったりしている
“食品(タベモノ)があぶない”って
もう何度目になるんだろう
一体何が本当で
一体何が危険で
一体どこへ卸すのとかって
聞かれても答えなんて
持ち合わせてないけどね

背中割る瞬間に
忘れないでいて
この牛こそはと
与えたエサの名を

牛骨混ぜた エサをやるならいつかプリオン溜まるだろう
異常きたした 牛を出すなら脳の空胞見つかるだろう

本当は隠している
本当は疑ってる
何だって 誰だってそうでしょう
“宣言(アンゼン)”って言われたって
“標語(コウツウアンゼン)”みたい

全検が遅すぎて
やけにミスも出て
国が慌てていて
少し戸惑ってた

穴空きだした 脳など誰が食べることなど出来るだろう
市場にだした ビーフを誰に止める権利があったのだろう

♪ 解説 - Parody Songs
今まで欧州の出来事、対岸の火事と思っていたものが、日本に上陸しました。
羊肉から牛に感染する脳の病気、牛海綿状脳症(BSE)。
いわゆる狂牛病騒動の幕開けです。

狂牛病の恐怖は、思わぬ広範囲な領域に広がりを見せています。
本来まったく危険のない牛肉、牛乳から始まって、 やや危険性のある内臓が、調味料に使われる牛エキスが、ゼラチンが、 はては牛胎盤エキスを使用した化粧品にまで、話は及んでいます。
こうなると何が危険で、何を食べたらよいのかわかりません。
ましてや牛の解体時の手順である「背中割り」の時に、 汚染された髄液が流れることがあると言われれば、なおさらです。

狂牛病は、異常プリオンというタンパク質が、 脳に蓄積することによって発症に至る、いわば「牛の生活習慣病」です。
イギリスでは羊に特有の「スクレイピー」という病気が昔からありますが、 スクレイピーの羊を肉骨粉にして牛に与えるようになったために、 普通起こらないはずの異種感染が、現実に起こってしまったのです。

羊から牛、牛から牛への感染は、これまでに実験で確かめられています。
牛から人間への感染を確かめた実験は、ありません。
しかし、牛肉や牛乳といったプリオンの蓄積しない部分は、 たとえ感染牛であっても、食べて大丈夫とされています(世界的に)

こういったデータを受けて、牛肉、牛乳に関しては、 終始「安全である」との見解が、政府より説明されてきました。
これとはまったく別に、市場に感染牛が出回らないしくみとして、 世界でも例のない肉牛の全頭検査が義務づけられました。

もうおわかりでしょう。
政府が「安全見解」→「全頭検査」という、 普通考えたらおかしいんじゃないの? という順序を踏んだため、 騒ぎに拍車をかけてしまったのです。
このようなわかりづらい対応をとられては、安全宣言が出されたとしても、 交通安全の標語のようなかけ声にしか聞こえないのではないでしょうか。


( Written by MiZ )
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