『不審船』/国際関係/国籍不明船沈没事件
原曲…『サボテン』/ポルノグラフィティ


♪ 不審船 - Parody Songs
何処に行くの? 東シナの海
どんな荷物積んでるの?
今の僕じゃ検査もできない
船を停めさせる自信が無くて
漁船のように見えたのに

テロのにおい 冷たい海 不自然な旗
青い色の小さな不審船
こんな船でも偽装のような旗を揚げてる
怪しいくらい旗を揚げてる

正日(ジョンイル)という元首に すべて委ねて
命乞うこともなくて
船が側に取り囲むことも
容赦ない威嚇も覚悟したんだね

何処に行くの? 北の国の船
どんな荷物積んでるの?
ここで敵は逃げてしまうだろう
船首向けて弾を撃ち込んだ
何度も停船命じたのに

弾の音は途切れず聞こえている
銃を撃って返した不審船
僕の船にガンガンと射撃してる
射撃しながら 火を消して

重たいロケット 二隻に放った漁船が
強がっていた船が
どうして爆発したんだろう
これくらいの銃撃じゃ沈まないはずさ

僕が出した右腕にそっと
銃弾のかけら刺さる
敵が見せた抵抗のサイン
見落としてしまっていたよ
今ごろ…怖い

何処に沈むの? こんな闇の中
敵の遺体見つかった
あとはきっとうまくやれるはず
ほら、薄日も射してきた
奄美の島で休もう

♪ 解説 - Parody Songs
ポルノの曲が流れるたびに、国際関係の緊迫を想像する人は、
もはや相当のパロソン通だと言わざるを得ません。

今回も先の例に漏れず、国際関係のパロソンです。
年の瀬も押し迫った12月末。東シナ海に現れた一隻の不審船が、 海上保安庁の巡視船との銃撃戦の末、沈没した事件からの歌詞です。

さまざまな憶測を呼んだ、この不審船ですが、 これまでの所、結局、船籍が判明するまでには至っていませんので、 歌詞中では船籍を断定するような単語は、使わないようにしました。

発見された乗組員の遺体は、いずれもアジア人で、 着ていた救命胴衣にはハングル文字が書かれていたことが判明しています。
但し、不審船の船籍が判明するまでには至っていません。

また、1998年には同じく東シナ海で、北朝鮮籍の工作船が覚醒剤を洋上取引しており、 当時の工作船と今回の不審船が酷似していることが判明しています。
但し、不審船の船籍が判明するまでには至っていません。

突如炎をあげて沈没した不審船ですが、自爆による沈没の可能性が否定できません。 任務に失敗した時、捕縛される前に自殺するのは、北朝鮮工作員の掟なのです。
但し、それでもまだ、不審船の船籍は判明していないのです。
確たる証拠もないのに他の国を疑ってはいけませんよね。

ですから、北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国に対する援助が、 この何ら証拠のない事件を機に見直されることがあってはいけないのです。
( written by MiZ )
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