ノラリクラリと声かわすように
姿見せたアホ師匠
委員会の真ん中 呼び出した
証人としてのムネオ 偽証を帯びた言葉に
離党迫る与党の暗黙の声
政治家に尋ねてみた どこから立つのかと 選挙には勝てるのかと
政治家は答えた 落ちることはないさ 小選挙区は負けたけど
そう…じゃあ 比例区でと救われたのはずっと前で
なぜか未だ敗れない
彼が鈴木宗男と気づいたのは
今更になってだった
議員になれた それだけでよかった
根室に希望が満ちた
農家を釣るだけでよかったのに
金が欲しいと願ってしまった
土建が表情を変えた
地の果てでは政と財が交じる
ムネオがたったひとたばの桜の木に込めた
意味をついに知ることはない
そう それは補佐を できるなら静かに殴ればいいと思う
もしこれが事実なら なんてひどい「商社」だろう
植えることも逃げることもできずに
ただひとり我慢を強いているだけなのだから
ロシアが望むのなら 領土など
いつでも差し出していい
降り注ぐ援助にあずかろう
ただそこに一握り残った僕の名前を
すくい上げて施設の壁に掛けて
議員になれた それだけでよかった
根室に希望が満ちた
農家を釣るだけでよかったのに
金が欲しいと願ってしまった
土建が表情を変えた
地の果てでは熊が道を走る
荒野に建てたムネオハウス
揺らぐその岬の向こう
近づくことはできない四島
領土は金にならない
できたら工事だけください
僕の声で業者を決めておくれ
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