『GAKUBU PHANTOM』/学園生活/群大埼大合併問題
原曲…『LOVE PHANTOM』/B'z


♪ GAKUBU PHANTOM - Parody Songs
「いらない物は 捨ててしまおう」
合併目指し彷徨う GUN DAI
STOP THE TIME, SHOUT IT OUT
がまんできない 教育学部残そう

せわしい国のカンジがいやだよ 期限せまるから
明日に向かい渡良瀬を渡る“桐生の人”はいいね

ふたつがひとつにされちゃうことを
改革だと思ううちに
少しの知恵も生まれない
せこい大学になってたよ

学部がないと生きられない
熱い議論もなしじゃ 意味がない
ねえ、2つでひとつなの
SAI & GUN
国が僕をつぶしてくれる
国が数を理由につぶしてる
国の決まりがそうするように
君の意向にすべて任そう
(そして学部はつぶされる)

丁度 風のない海のように 順風な日々だった
思えば学部も黙っていたよ 署名やるまでは

揺れる学部 割れてしまうほど
昼も夜も眠れずに
悩んだ時はホントなの
君は今何おもう

腹の底から君の意見を
叫んでとびだした GAKU CHOU KON
カラのカイギがとぼとぼと
はしゃぐ街を歩く

あせる気持ちが成長しすぎて
地元の声を忘れて
総合の科学の幻を
僕の中に作ってた

「いらない物は 捨ててしまおう」
合併目指し彷徨う GUN DAI
STOP THE TIME, SHOUT IT OUT
がまんできない 教育学部残そう

幻をいつも愛している
何もかわらずに
Can you hear the voice it's our soul
I will get many signatures, signatures I want....

♪ 解説 - Parody Songs
ある地方の国立大学が、隣県にある別の大学と合併する構想を打ち出した。 しかし「合併後に同じ学部が2つあるのはおかしい」と文部科学省に言われて、 教育学部を1つ廃止することになった。
すると、廃止される方の教育学部は驚き、慌てふためいて、 何とかしなければならないと考え始めた。 という、群馬県に伝わるストーリーです。


GUN DAI
ここでは大学の名前を、仮にぐん○大学としています。
「いらない物は〜」の行は、ぐん○大学で進められている構想を端的に表したものです。 本当は要らない学部なんて、何ひとつ無いんですが。

STOP THE TIME, SHOUT IT OUT
「時よ止まれ、声を上げろ」 教育学部を残すために声を上げていこう、という意思が伝わってくるように、 原曲そのままです。

明日に向かい渡良瀬をわたる“桐生の人”
教育学部とは対照的に、工学部は合併後に2つあっても良いそうです。
桐生の人とは、工学部選出のぐん○大学学長を指します。 そして、工学部のある桐生へは、渡良瀬川を渡らなければなりません。

署名やるまでは
教育学部廃止が報道されると、地元の有志の手で存続を求める署名運動が始まり、 15万人もの署名が集まりました。
この署名の結果、それまで沈黙を守っていた教育学部も動き始めたのです。

GAKU CHOU KON
学長懇(懇談会)のことです。 教育学部に説明する前に、実は、学長同士の会議が設定されていたのですが、 結局中止になってしまいました。

総合の科学の幻
教育学部が廃止された後の跡地には、 文理融合型の高等教育を目指した「総合科学部」が設置される予定ですが、 意義のよくわからない学部をこれ以上増やしてどうするというのでしょう。
本気で大学運営の合理化を目指すのなら、むしろ逆効果です。


この後、この地方大学は、どのようにして大学再編の波を渡っていったのでしょうか。 そして、波に翻弄される教育学部のゆくえは…?
それは、皆様のご想像にお任せしたいと思います。

( Written by MiZ )
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