あの夏 僕は彷徨える病人
医者の言葉は 夏なのに北風
治癒の段階が見えかかった時
心の支えを剥き取ってくれたのは
医者の毒舌の言葉だったんだ
家族だけを信じていた あの頃
回復だけがidentity
だけど
ヒタヒタと迫り来るドクターと対峙したら
ジメジメと治癒にケチつけようとしていた
憚らず苦悩 露知らず無能
医者のエゴ 神の御加護を
あの夏 僕は彷徨える病人
取り囲むのは 医者なのにドクハラ
返す疑いが見えかかった時
心の支えを剥き取ってくれたのは
医者の独断の暴言だったんだ
完治だけを願っていた あの日々
溜息だけで哀願、危機…
だけど
キリキリと突き刺さる点滴を注意できず
クラクラとすぐ瞼 閉じようとしていた
舌足らず苦情 すべ知らず不動
僕の苦悩 神のみぞ知る
あの夏 医者は身勝手な判断
すり抜けるのは 夏なのに冷や汗
渇く喉さえも慣れ始めた時
最後の文句を切り上げてくれたのは
医者の脅かしと怠慢だったんだ
ああ 無情…
おかまいなしに陽はまた昇る
時に残酷なドクター
だけどそれには下心(やしん)あったんだね…
あの夏 僕は彷徨える病人
取り囲むのは 医者なのにドクハラ
目指す回復が見えかかった時
心の支えを剥き取ってくれたのは
医者の…医者の…暴言だったんだ
さあ 治療続けよう
あの嘘と医者がくれたけものみち
僕は解ったんだ 離れるんだ
怒りたい
今は何処にいるのか
毒舌の医者 僕に迷惑を
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