『ドクハラと暴言』/社会問題/医師による暴言
原曲…『北風と太陽』/YELLOW GENERATION


♪ ドクハラと暴言 - Parody Songs
あの夏 僕は彷徨える病人
医者の言葉は 夏なのに北風
治癒の段階が見えかかった時
心の支えを剥き取ってくれたのは
医者の毒舌の言葉だったんだ

家族だけを信じていた あの頃
回復だけがidentity
だけど
ヒタヒタと迫り来るドクターと対峙したら
ジメジメと治癒にケチつけようとしていた

憚らず苦悩 露知らず無能
医者のエゴ 神の御加護を

あの夏 僕は彷徨える病人
取り囲むのは 医者なのにドクハラ
返す疑いが見えかかった時
心の支えを剥き取ってくれたのは
医者の独断の暴言だったんだ

完治だけを願っていた あの日々
溜息だけで哀願、危機…
だけど
キリキリと突き刺さる点滴を注意できず
クラクラとすぐ瞼 閉じようとしていた

舌足らず苦情 すべ知らず不動
僕の苦悩 神のみぞ知る

あの夏 医者は身勝手な判断
すり抜けるのは 夏なのに冷や汗
渇く喉さえも慣れ始めた時
最後の文句を切り上げてくれたのは
医者の脅かしと怠慢だったんだ

ああ 無情…
おかまいなしに陽はまた昇る
時に残酷なドクター
だけどそれには下心(やしん)あったんだね…

あの夏 僕は彷徨える病人
取り囲むのは 医者なのにドクハラ
目指す回復が見えかかった時
心の支えを剥き取ってくれたのは
医者の…医者の…暴言だったんだ

さあ 治療続けよう
あの嘘と医者がくれたけものみち
僕は解ったんだ 離れるんだ
怒りたい
今は何処にいるのか
毒舌の医者 僕に迷惑を

♪ 解説 - Parody Songs
医療ミスは、年がら年中絶えません。一度は書きたいと思いつつなかなか書けませんでしたが、初志貫徹して書きます。
もちろん、「北風と太陽」で。何かとってもマッチしているなぁと前々から思っていましたので。
お医者さんには優しい言葉をかけてもらいたいものです。そして、わかりやすい誠実な治療をしてもらいたいものです。しかし、なぜか現実にはきつい言葉が多いです。
プライドが高いのでしょうけど、ドクハラ問題がやっとここに来て、社会問題になってきつつあります。それにそんな医者に限って、信頼できない医療行為が目に付きます。
ここで言わなきゃいつ言うの? と言う感じですね。
突っ込み返すチャンスがあっても、一を言えば十倍は返して来る医者の、何と多いことか。
まあ、どんなに辛くとも、何も言わず引き下がることが現実的な身の処し方なのですが、患者や、それを抱える家族は、あなたのおかげでストレスが溜まりっ放しです。
というわけで、やっと社会問題になってきているので、言うならここだと思いました。
不埒な発言をするドクター。そのお抱えの看護婦の点滴が普通より痛く感じたり、薬で眠くなったり、投薬を続けているとなぜか喉が渇いたり…。
そういう描写もつい描いてしまいましたが、その事実や疑問についても、医者とのコミュニケーションも、なんだか欠落しているような気がします。

まあ昔、「ナースのお仕事」というドラマで看護婦の体験入院をやっていたこともあるのですが、お医者さんも一度体験入院をして、是非痛い目に遭ってみるというのもいいですね。
検査入院というのも、またなかなかおつなものですから…。

気性衛生ひまわりでした。

( Written by ひまわり )
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