『地下遊技場の帝王』/生活安全系
(原曲/椎名林檎『歌舞伎町の女王』


♪ 地下遊技場の帝王 - Parody Songs
母の演技見る度に 目に浮かぶ多忙の父
収録の母の手離れ 独りで訪れた歓楽場

ママは国の大女優 留守番のようなあたし
誰しもが手を伸べ 子供ながらに魅せられた快楽薬

十五になったあたしを 置いて女優は消えた
毎週金曜日に来ていた 男と稽古だろう

「一度栄えし親なら必ずや家にいない」
その意味を知る時を迎え足を踏み入れたは地下稽古場

消えていった両親を憎めどヤクはココ
息子という肩書きを誇らしげに掲げる

男になったあたしがやるのは悪事だけで
同情を欲した時に すべて失うだろう

高級住宅地豪邸の玄関下ったら
其処はあたしの庭 大遊技場地下室

今夜からはこの部屋で 息子が二回も犯人
♪ 解説 - Parody Songs
「二世」と呼ばれる人たちが音楽界を震撼させた時もありました。
そんな二世たちは世の人々に娯楽を与え、
しいては親にもより大きな知名度を与えるといった「いいこと」をしました。
しかし、二世はそんな「いいひと」ばかりなのでしょうか?

時代劇などによく出てくるのが「庄屋のバカ息子」
親のお金はたくさんあるし、忙しいから目も届かないし
親の名前があるからなにしたって許されちゃう。
でもそんなヤツって「金さん」とかに成敗されてしまうわけで…

そんな「庄屋のバカ息子」を現代風にアレンジした結果
小山の大将的な「地下室の帝王」が誕生したわけです。

地下室は住環境がそろっています。
誰の目にも届かない、やりたい放題には格好の場所
連日連夜、帝王はその場所でやりたい放題だったのでした。

加えて考えさせられるのが「子育て論」
子供を「帝王」にしてしまったのは親の方が悪いからなんていわれていますが
ただ、作者が一つ言えることは「育てられないなら作るな!」の一言です。
運命のデジタル回して」でもふれられていることです。

最後に、この作品は「地下室の帝王」の主観でかかれているため
どうしても「地下室の帝王」よりになってしまってますが
みなさんご存じのように「地下室の帝王」はどうしようもないバカ息子です。

作者にとっていえばこれも一足速い「サンタ」さんのプレゼントということで…

(written by joe)
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