『机上の解』/文化教養/センター試験
原曲…『地上の星』/中島みゆき


♪机上の解 - Parody Songs
豆の中のメンデル
数の中のΔ(デルタ)
みんな何処へ行った 見送られることもなく
三単現のs(エス)
街角の地形図
みんな何処へ行った 見守られることもなく
机上にある解を誰も覚えていない
人は空(から)ばかり見てる
センターよ高い空から教えてよ 机上の解を
センターよ机上の解は今 何処にあるのだろう

崖っぷちの立法
どん底の数列
みんな何処へ行った 見守られることもなく
名立たる点を追って 輝く点を追って
人はサイばかり放る
センターよ高い空から教えてよ 机上の解を
センターよ机上の解は今 何処にあるのだろう

名立たる点を追って 輝く点を追って
人はサイばかり放る
風になった古文
砂になった元素
みんな何処へ行った 見送られることもなく
センターよ高い空から教えてよ 机上の解を
センターよ机上の解は今 何処にあるのだろう

♪ 解説 - Parody Songs
今年もこの季節になってきました。「大学入試センター試験」
過去センター試験に関する歌はこんなのがあったのですが、
今回はセンター試験まるまるテーマとして作詞してみました。

センター試験に関しては俺がどうのこうの言うよりこちら見た方が早いです。
(説明が面倒とかじゃないです、ないですってば!)

まず曲中にはセンター試験それぞれの科目内からの基本となるものを
それぞれ当てはめてみました。
試験が行われる順に上げると、
一日目
1.外国語 「英語」より…三単現のs
(三人称単数現在形の場合、動詞の後にsがつく法則)
2.地理歴史 「地理B」より…地形図
(必ず大問で地形図問題が出題されます)
3.数学(1) 「数学I・数学A」より…数列
(選択問題で出題、力技で解けるので苦手な人も選択する)
4.数学(2) 「数学II」より…Δ
(数学では傾きを意味する、微分・積分には必要不可欠の考え方)
二日目
1.国語 「国語I・国語II」より…古文
(古文のみで200点満点中50点を締める。ただ現代文だけ使用するとこも…)
2.理科(1) 「生物IB」より…メンデル
(遺伝の法則を発見した人物、エンドウ豆の実験はどの教科書にも載っています)
3.理科(2) 「化学IB」より…元素
(化学の基本、水素からクリプトンまで覚えておけば楽に解ける問題も…)
4.公民 「政治・経済」より…立法
(モンテスキューによる三権分立の「三権」のなかの一つ、日本では「国会」を指す)

さて、これらの基本がなってなく「みんな何処へ行った」状態な人は…
そう解答用紙の「空(から)ばかり見てる」
そして、マークシートで選択する方式のテストなので「サイばかり放る」
そんな状態になってしまいます。

まぁ、そこまでの人はいないでしょ。
試験受ける皆さんは「地上の星」になるべく、
今は「机上の解」にむかってがんばって下さい。
パロソンは応援しています!(ほんとに?)


( Written by joe )
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