『今夜はぶっとぶっす (nice vocal)』/化学工学系
(原曲/小沢健二 featuring スチャダラパー『今夜はブギーバック(nice vocal)』


♪ 今夜はぶっとぶっす (nice vocal) - Parody Songs
(vocal)
蒸留塔に華やかな光 僕をガッと包むよなimpact beat
ぶっとんだっす シェイクされたっす 髪がさかだった
熱い熱いヒドロキシルアミン(*)

ホットなアレはまるでインディペンデンスディ
そうさ今 君こそが オンリーワン
ぶっとんだっす シェイクされたっす 夜の始まりは
溶ろけるよな ファンキー ディグリーズ(**)

ほんのちょっと前は 順調だったワーキングタイム
ちょっと目が合えば 君は最高のデンジャーポイント
誰だって肝っ玉ショックする 特別な上昇温度
ほんのちょっとで引火する ジューシー物質一言でいえばね

(rap 1)
123を待たずに 20数人のケガの始まり
beatがドアをドカーっとといって キャーと叫んで バラバラいって
テーブルの寿司 プラスモア ガリ 破片で一気に ゴミになり
みんなで一気に Hey!逃げろ〜 Oh 何の 騒ぎなのよー
てなぐあいでねー 軽傷っすねー いいっすねー イエーッ なんてね
コレすごくない すごくないコレ すごくなくなくなくなくなくない
そのころの僕らと言ったら ずっとこんな調子だった
ここらの近所 化学工場はこんなふうだった

(vocal)
(*くりかえし)

(rap 2)
Knock Knock! Who is it?
俺、報道 いや 軽傷だね って具合に
うわ うわ wait wait wait wait ガッテ〜ムって
俺って何にも言ってねー
いや 泣けたッス マジ泣けたッス すぐ来るって具合に マジ泣けたッス
Stop Check it out yo man
君こそ スゲーぜ Kei syow sya-(軽傷者)
キズすごくない すごくないキズ すごくなくなくなく なくSay ギャー
イエーッ and You dont stop
しみたーっ しびれた 泣けた 飛んだ これだー
これだ みんなメモれ コピれーっ 取材終了ー!!
その頃のあそこの工場はやはり こんなふうだった

(vocal)
(*くりかえし)
(**くりかえし)

国道沿いの工場(こうば)はマジで燃えたよ
ケミカルのビッグヒッター グレイトシューター 温度上がったから

明日にはきっと これこそがトップニュース
君にずっと 捧げるよ エマージェンシー
ぶっとんだっす シェイクされたっす 髪がさかだった
熱い熱い ヒドロキシルアミン

報道続き 燃え上がる工場
そうさベイビー 今宵のリアリティー
ぶっとんだっす シェイクされたっす 夜の半ばには
プラントに立ち退きを

ワイルドなヒビ 翌日のブロークン役所
社長にみんな かみついて オール ディズ ロング

ぶっとんだっす シェイクされたっす コトの終わりには
隣県でも ボンバー クライム
♪ 解説 - Parody Songs
パロディソングス初の100%外注作品は、マルメのjoe 氏の作品。
MiZ のどの作品にも劣らない、歌詞の長さと危険性を誇る作品に仕上がっています。
以下にjoe 氏本人のコメントをそのまま掲載します。

今回、hiphopに挑戦してみました。
hiphopと替え歌に共通点がある。
それは「ライム」、いわゆる韻だと思ったゆえの行動です。

リズムを崩さず、ライムを踏み、かつバカに……。 思った以上の作業でした。
その甲斐あってか? 当時の工場の様子(vocal)、住民のパニック(rap 1)、 そして報道関係者のあわただしさ(rap 2)等、 細かく表現できたのではないでしょうか?

今回の「主人公」化学物質ヒドロキシルアミンは、 工業においての万能選手らしく、 あらゆる製品に活用されているということです。
しかし、一歩間違えば役立つものも大惨事に……。
まさに「パンドラの箱」である科学。
MiZ さん制作の「JC○」のネタ」にも通じますね。

そして、事故に対応する報道関係者のことも忘れないでください。
正確に、かつ迅速に、事実を伝えなければならない彼ら。
考えると、こんなネタが作れるのも、彼らのおかげなんですね。
う〜ん感謝!!

(written by MC joe)

2000年6月、群馬県尾島町のある化学工場で、爆発事故が発生しました。

化学に限らず、工場やプラントという物は広大な土地を必要とします。
また多くの従業員が働くため、地域に経済効果や税収をもたらします。
工場と立地地域には、このように不可分の相互依存関係があるのです。

しかし今回の事故では、会社側の説明が不十分だったこともあり、
地元住民の信頼を失った結果、立ち退きを求める運動が起こっています。

『グルがいたから』に登場したカルト教団と比べては失礼ですが、
今後は原子力施設や、ゴミ処分場、宗教に限らず、一般企業においても、
地元に受け入れられる存在でなければ、経営はできないのです。

事故の直後、隣の栃木県からは宝石店放火のニュースが届いています。
爆発音に包まれた2県は、まさにボンバークライムの日々でした。

(message by MiZ)
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